リアル(人間関係が)卓球マンガ。


 週刊少年ジャンプで連載中の卓球マンガ、『P2!』をちょっと変わった視点から紹介するサイトです。
リンク・アンリンク自由。

       
  ←amazon  ←楽天





36・37号感想

 天翔

 なんか、少しずつ現実離れした卓球になりそうで不安なんですが・・・・一歩移動って、実際の卓球でも取り入れられてるんでしょうか?

 中国人留学生

 たしか、秀鳳学園にも一人加入しているはずでしたよね。てっきりスキンヘッドの人がそうかと思ってたんですが、違うのか・・・・





35号感想

 主人公

 気に入らない絵が入賞したからといって賞品を川に投げすてる頑なさ、試合に勝ったのにプレッシャーで戻してしまう繊細さ・・・・なんてメンタル面で厄介な主人公なんだ・・・このまま大舞台へ進んだら、岩熊先輩のように身体的にではなく、精神的に支障をきたさないか不安です。

 前園君との和解(?)

 「やるじゃねえか、見直したぜ!」なんて爽やかさはありませんでしたが、とりあえず握手はしたということでそれなりの交流はできたみたいです。すぐに握手させず、時間をおいて乙女ちゃんの奨めもあってというのが、前園君が作中の登場人物からも、作者からもないがしろにされてない感じで好感でした。

 秀鳳学園

 県下4強の一角だそうで。ましろんをスカウトした大楠さんの六花学園も4強だとすれば(それくらいの強豪校でないと、『破王』の久瀬北から引き抜く説得力が無い)王華、秀鳳、六花と言及がないのは残すところ一校ということに。このうち一つくらいは、「馬鹿な!あの○○校が手も足も出ないだと?」的な噛ませ犬にされそうですが。

三連勝

 よかった!先輩ダブルスがヘタレずにすみましたー!(失礼)





34号感想

 乙女ちゃんはブルジョワ家庭

 お父さんの思想といい、単なる金持ちではない教育方針が貫かれていそうなお家です。でも、13歳にして好きな相手を『見守るだけ』に専念している乙女さんは、なんとなく成長の仕方として歪んでいるような気も・・・・

 固まったままの先輩ダブルス

 後輩が劣勢だとプレッシャーがかかり、勝ってたら勝ってたで気負う・・・駄目だこの子ら・・・永遠のかませ犬ポジションで終わる気がしてきた・・・・





33号感想

 前園君

 羽化しちゃったヒロムの勝ちは動かないでしょうが、前園君にも単なるやられ役で終わらない見せ場が欲しい所。試合後の和解とか、使い捨てキャラでは済まない気がする。

 自力でふっきれる

 メンタル的に弱くなっていた主人公が自分を取り戻す展開って、大体は乙女ちゃんなどの声援なんかがカギになることが多いのですが、今回のヒロムの場合、ほとんど自発的な立ち直り方でした。(相手に「変わってない」と言われて、反対に「自分は変わった」と確信する)気弱そうな言動に似合わず、結構芯の強いところがヒロムの魅力となりつつあるようです。

 試合予想

 「『破王』の二人に回らなければ勝てる」と踏んでいた相手チームの予想を裏切り「『破王』抜きで三連勝」という展開だったらすごく熱いです。





32号感想

 現実的

 あれだけ猛特訓を経ても、過去の苦手意識で萎縮してしまう辺り、本当にこの作品はメンタルを重視しているなと。

 ブサイク揃いの相手チーム

 これまで可愛らしい顔か、美形の男子くらいしか出てこなかったP2!。江尻先生はブサイクキャラを描くのが苦手なのかな?と思っていたら今回の大攻勢。一週でお腹いっぱいですよ・・・・



31号感想

 わかりやすい敵役

 ここまで「嫌な奴ですよー、やっつけられてスカッとさせますよー、と顔に書いてあるようなキャラも珍しい。でも、ジャンプで人気を得ている作家さんたちは、美形や可愛い系だけじゃなく、ブサイクキャラも上手く描き分けている方が多いのです。だからp2!も、ジャンプの看板作品に成長する素質は充分あるということ・・・!

 ヒロム、初公式戦

 意表をついて、黒星スタートもありか?とも考えたのですが、相馬君相手にあれだけ善戦しておいて、まさか負けということはないでしょうね。勝つことで急成長を遂げそうな伏線も貼られてたし、一週か二週程度で決着かな?



30号感想

 梟宇妹、遊部姉

 自身の描く女の子の可愛さに自身を持たれたのか、江尻先生、ここに来て攻勢をかけてきましたね・・・・!個人的には梟宇妹、「勝ったらチュ―してあげる!」とかではなく、「いいことあるかもよ」という辺りがなんか、ツボを心得てると思われました。

 ここから始まり 

 コミックスにして既に4巻近いと思われる話数を、公式戦を行わず、どちらかと言えば地味な主人公やその周囲のキャラクターの掘り下げ・人間関係や精進を描くことに専念してきた地道さは、立派という他ありません。だからこそ、次回からの「本番」がものすごく楽しみ。


29号感想

 見せ方

 一年分の練習を一週間で済ませる・・・常識的に考えてありえない話ですが、「一年分のボールを一週間で消費した」という「絵」を見せることで、でも、可能かもしれない、という「マンガ的嘘」を上手く成立させています。少年マンガに必要な飛躍のさせ方が、江尻先生はものすごく上手いんじゃないかと。

 結局 

 で、蒔絵先生のブラは本当に外れてたのか?部長の釣りに反応したのが女の子に興味なさそうな山雀先輩だけじゃなく、一見、ストイックそうな梟宇先輩もだったのが、「中学生だなあ・・・」と思わされてよかった。


28号感想

 タイミング

 まさかのキスシーン!ですが、ここで「したからこそ」アキラというキャラクターが際立ったようにも思われます。彼女がヒロムに好意めいたものを抱いているのは確かでしょうが、それはまだ恋愛感情とはいえない状態で、だからこそこののキスはサシャへのあてつけでしたようでもあり、でも、相手がヒロムでなければそういうあてつけさえしなかったようにも考えられる。結果的に、クールでスマート、でもどこか感情表現が不器用な一面のあるアキラという個性をより魅力的に見せることに成功しているのでは。

 対戦相手 

 当て馬みたいになっちゃったサシャ君ですが、彼がヒロムの対戦相手になるとしたら、岩熊部長復帰→相馬君と再対決のフラグが立ったと言えるでしょうか?



27号感想

 人間力

 「お前はちっこいからカットマンは向いてない、前衛を選べ」と言ってヒロムに反発された蒔絵先生。アキラも前衛を奨めたという意味では先生と一緒でしたが、その際の言い回しが違いました。「カットマンに向いてない」のではなく、「前衛に向きすぎている」言われた側にとって、どちらが心地よく響き、その気になるかは分かりきってますね。説得のやり方で、中学生に負ける蒔絵先生って・・・・


26号感想

 斬新

 憧れの先輩(川末)、意志を受け継いだ相手(岩熊)、技術的なコーチ(ショタお姉さん)、ちょっと先を行く異性の練習仲間(アキラ)というように、指導役を担ってくれるキャラクターが複数いる主人公というのも珍しい。ただその分、個々のキャラクターの存在感が薄れてしまう懸念もありますが・・・・



25号感想

 体力

 前から思ってたことですが、体力って、RPGのHPみたいに単純に数値化できるものじゃなく、「いかに消耗を抑えるか」を会得している人も、傍から見れば、「体力がある」と見なされるはずです。そういう考えがあったので、今回のプールの訓練は、合理的で他のスポーツマンガとは別格のリアルさが感じられました。



24号感想

 折衷案

 「過酷なトレーニンは許容しない」「しかし、そこまで頑張ろうとする心意気は描く」蒔絵先生は、そのための調整役を果たすみたいです。

 ツンデレ? 

 今回、最大の驚愕。 このマンガの登場人物中、こんな発言が一番似合わない人物からこの言葉が飛び出すとは・・・・!


22・23号感想

 難題

 「過酷なトレーニングをどこまで許容するか」はスポーツマンガ永遠の課題と呼べるかもしれません。「テニスの王子様」等を読む限り、多くのジャンプマンガでは「マンガのキャラクターは現実のスポーツ選手とは体が違う、超人」というようなスタンスをとっているようですが、「P2!」は比較的リアル志向のスポーツマンガ。過酷なトレーニングで引退してしまった岩熊先輩という前例を描いてしまった以上、ここをどう乗り切るのか、興味深々です。

 セクハラ針師 

 で、新顧問ですが、彼女の言う「アンタ」とは普通に考えて岩熊先輩ではないかと。実は岩熊先輩のトレーニングを手伝った経験があり、彼に頼まれて、先輩のようなリタイア者を出さないよう、バランサーの役割を買って出たとか?「あらゆる形でサポートする」と岩熊先輩も決意してたことですし。


21号感想

 セクハラお姉さん

 おそらく性別が反対だったら、ジャンプでこういうのは載せられなかったでしょう。男女平等が進む現代、あと数年後には、「男子生徒にセクハラする女性顧問」もマンガ的にアウトにされるかもしれません・・・

 いきなり方針を否定される新部長 

 「遊部遊」という享楽的な名前のせいもあってか、これまでネガティブな感情を表わすことがほとんどなかった新部長。実はキレると手に負えない・・・性格だったりすると面白いのですが。

 

20号感想

 遊部キャプテン・始動

 岩熊部長から「大事なもの」を託されたヒロム、次の主将を任された遊部君・・・・川末先輩の立場・存在意義がどんどん危うくなって行く・・・・

 新トレーニングメニュー 

 その遊部君が取り入れたメニューですが、なんだかんだでこれまでの練習(ほとんど放任)からガラリと変わっている以上、それまでの岩熊部長のやり方に異を唱えていると取れなくもないですね。考えてみれば岩熊部長はハードトレーニングのあげく再起不能になってしまったわけで、「全国に連れて行く」と彼を尊重しつつも、同じ道を歩もうとはしていない遊部新部長は、相当なバランス感覚の持ち主と言えるのでは。

 最後に出てきた女性 

 おそらく顧問かトレーナーではと思われますが、このマンガに登場する女性って、端役も含めて魅力的な人揃い。相変わらず掲載位置もヤバイことですし、前回の大楠さんも含め、江尻先生、ここで大攻勢をかける腹つもりか?


19号感想

 謝っちゃった眞白君

 『テニスの王子様』などを代表とするジャンプのスポーツマンガでは、「部活内の人間関係を無視して実力者が試合に出る」という展開はお約束のように見受けられるものです。これが現実なら人間関係がこじれるところですが、あくまでマンガというある種理想化された世界での行為、読者も、それほど不快感を感じることはない。時代劇で、何の権限もない仕事人が悪人をばんばん殺して行くのを安心して観ることができるのと、同じようなものでしょう。

 ところが『P2!』の中では、テニプリなんかなら主人公がいくらしても非難されないような下克上を眞白君が行ったことで、現実と変わらないくらい(もしくはそれ以上に)部活内の空気が乱れてしまいました。現実の部活とは違うルールが通用する「ジャンプ部活」の中に、あえて現実のルールを持ち込み、両者を衝突させるのが江尻先生のやりたいことの一つなんじゃないかなあ、と想像します。

 大楠さん 

 地味系の眼鏡美人、しかし言葉の端々から、微妙に腹黒そうなものが感じられる・・・・やばい、『P2!』の女性陣の中で、一番ツボかもしれない・・・!




18号感想

 ヒロム、傲慢化?

 みじめな敗北は嫌だ、という理由で退部を選びかけている梟宇先輩について、「そんなの贅沢です」と言い切る主人公。言ってることは(少年マンガ的には)正論ですが、しかし、残酷な正論を口にするなあ・・・と少し反感を覚えました。相馬君との試合で何かを掴んだヒロムは、梟宇先輩たちのようにみじめな敗北を味わったわけではない。敗北したとはいえ、位置付けとしては岩熊先輩・遊部先輩・相馬君のような、梟宇先輩たちが「自分とは世界が違う」と感じる側にいるわけで、その立場の発言として、あまりに無神経すぎるんじゃないかなあ・・・と。P2!は試合そのものだけでなく、スポーツ全般につきまとう、ややこしい感情に関しても拾い上げてくれるマンガだと思っていますので、この辺りを掘り下げてくれたら、ものすごく満足なのですが。


17号感想

 敗北後のヒロム

 落ち込むわけでもなく、微妙な高揚状態が続いている。試合に敗北した主人公の反応としては@異常に悔しがるAむしろ快感を覚えてテンションが上がる・・・の2パターンに分けられると思いますが、Aの反応をするのは、ヒロムのような引込み思案、謙虚型の主人公が多いように感じます。

 乗馬姿で岩熊君を見送る相馬君 

 良いシーンなんですが・・・なんで乗馬なんだ。岩熊部長は馬とは縁もゆかりもないわけで、ここはむしろ、卓球のユニフォームか普通の学生服で見送った方が、飾らない本心を相馬君がさらしている、というイメージを与えられたんじゃないかなあ、と勝手に思ったり。

 川末兄妹

 どんな確執があるのやら・・・・・・このマンガのこと、ものすごくドス黒い背景がありそうです。

16号感想

 肩甲骨打法

 岩熊部長のアドバイスにより出来上がった、ヒロムのプレイスタイル。ヒロムの動体視力を活かすというよりは、初心者でも良い体勢で返球ができることに主眼があるみたいです。
 主人公に驚異的な才能を与えつつ、それ以外は安易に「超人」にしてしまわないところが、江尻先生のこだわりですね。

 伏線 

 男爵ディーノさんの15号感想を読んで初めて気付いたことですが、第一話でヒロムはスポーツの絵が上手く描けないと評されていた。これはようするに、動体視力が優れている=常人とは、動くもの・人の見え方が違う=それをそのまま描くと、常人の思うような躍動感のある絵を描けないという伏線だったのですね。ヒロムの才能がどのように開花するか、最初から計算されたストーリーだったのか・・・ 

 相馬君

 目覚めたばかりの才能で勝負するヒロムに対して、冷静に、経験や培った判断力で圧倒するところが熱いです。

 王華の監督

 その相馬君へのハッパのかけ方を見て、段々好感度がアップ。頬を張り、(現実なら問題ありそうですが)不甲斐なさを責めるだけならただのスパルタ監督ですが、立ち直り、どのポイントも5球以内で決めて見せるという相馬君に対しては、無理をせず、自分のペースを守れ、とたしなめてみせる。家庭生活はダメダメですが、少なくとも「名将」であることは間違いないでしょう。

 吹き飛ぶチェスの駒

 前回のサーブ破りは駒が断ち切られるイメージで、今回の「絶影」破りは、チェス盤の駒全てが乱れ飛ばされるイメージで。嫌味がなく、シンプルな絵柄にあった、鮮やかな表現ですねえ。

15号感想

 ヒロム、 ワンポイントゲット!

 なんというカタルシス!「ヒロムは一点も取れずに敗北するだろう」という前回の予想は大外れだったわけですが、それも気にならないほどの爽快感!
 これは、めったに活躍しない主人公だからこその格好よさですね。考えてみれば、1話で川末先輩から奪って以来、自力では得点すら挙げていない主人公なわけで。

 岩熊部長のアドバイス 
 ヒロムの特性は異常な眼の良さで、(動体視力?)それにより相手のフェイントを無効化できるみたいですが、岩熊部長のアドバイスがそれをどう活かすことになるのかが素人目には判りません。来週あたり、解説があるかな? 

 卓球の極意

 これまでの展開を見る限り、卓球と言うのはフェイントが他の球技よりも効果を発揮するスポーツ、ということなのでしょうか?卓球経験者だという江尻先生のこと、その辺りは厳密に描いておられると思われますけれど。

 試合終了後、雨の中

 久勢中メンバー、表情が硬いので意気消沈しているようですが、ヒロムのプレーに触発され、実は案外明るい空気が漂っている−−−−というオチを 希望。

 木下雪絵さん

 まだ出番があった!しかし、中ニで小さい子マニアなんて、将来が思いやられます。(鼻血出してるみたいだし)

 川末先輩

 「主人公の憧れであり、主人公の才能を見出し、叱咤し、主人公に後を託す」というポジションを、完全に岩熊部長に奪われてしまった感があります。ヒロムの立場からすれば、川末先輩より部長に強い影響を受けるはずで、何だか存在意義の半分以上が失われてしまったような・・・・・この辺りは、アキラとの兄妹エピソードでカバーして行くのでしょうか?

 腹いせにヒロムを再起不能にしようとする相馬君

 眞白・鰐淵戦以来ご無沙汰だった、『P2!』ならではの「黒さ」が復活!他のマンガみたいにボールをぶつけてとかで「肉体的に」ではなく、精神的に再起不能にすることを狙ってる辺り、『P2!』の登場人物はいい感じに歪んでいます。


14号感想


 ヒロム出陣

 そう来たかー!
これまでの話数の半分近くも、卓球台の前に立たせてもらえなかった主人公、ついに表舞台へ!卓球の技量そのものではなく、スポーツマンガの主人公に不可欠な「闘争心」で他のキャラクターとの格を見せ付けるというやり方は、どちらかといえば控え目な表現が多いこの作品に相応しいと感じました。おそらく1ポイントも取れずに終わるでしょうが、敗北の後、王華の練習を見学して帰る、という展開がありそうです。2年前の岩熊部長みたいにね。


13号感想

 岩熊部長

 やはり再起不能の様子。次週は名台詞を吐いて引退を宣言しそうな気がします。

 王華の監督

 「ヘタクソが移る」などと岩熊部長を見下していた監督ですが、惨敗した後、王華の練習を見学して行った岩熊さんの精神力には、密かに感心していたようです。登場した頃の傍若無人ぶりは健在ですが、「優秀な者はきちんと認める」公平さも持ち合わせているんですね。

 決着

 普通に考えれば残り1ポイントで岩熊部長の負けでしょうが、読者の意表をついて勝利で最後を飾るのかもしれません。実は、相馬君も体調不良だったりとか。


12号感想

 打ち切り回避か?

 ここ数回、ギリギリの掲載位置が続いている『P2!』。もうすぐ新連載が始まりそうな雰囲気なので、ここ2・3週が峠でしょう。展開が早くなってくるとヤバイと感じますが、『P2!』の場合、試合運びがスピーディーなのでよく判らない。面白いのになあ・・・頼むから続いてくれ・・・・・!というか、このまま終わったら、『主人公が練習試合すらしないで最終回を迎えた』前代未聞のスポーツマンガになってしまいます。まともなゲームと言えるのは、眞白と組んだアキラ・十吾戦くらい。

 岩熊部長

 怪我が完治したというより、実は再起不能で、最後の卓球をやりに来た・・・という展開になりそう。でも連載が長期化するなら、後半で奇跡の復活を遂げるというドラマもありそうです。

『破王』残り二人

 岩熊部長が引退しちゃったら、残る二年生破王の動向が気がかりになります。去年の大会では部長の負傷で出場辞退しちゃったくらいだし、『破王』が全員引退・・・なんて展開は重たすぎるけど、少し面白そうだとも思う。


11号感想

 相馬Girls 会員084 木下雪絵さん

 何気に可愛い。 レギュラー化希望。

 「可愛い」は許す相馬君・許さないヒロム

 普通、中学生くらいなら「可愛い」もイヤだと思いますけど。
 しかし相馬君は、知的なのに「バカ」という珍しいキャラですね。  

 練習試合のオーダー

 前回、適当に並べてたんじゃないかと書きましたが、きちんと意味はあったようです。自分達を「実験台」と卑下していた柳兄弟ですが、監督は、きちんと配慮をしているようですね。こんなに気の回る人が、息子には、どうしてああまで杜撰な対応なのか・・・・卓球にしか興味がない?


10号感想

 柳兄弟

 「ブリーチ」などでよく使われる手法の一つに、「バトルの前半はひたすら敵をすごく見せ、後半になってガクンと落とす」というものがあります。
今回の柳兄弟の場合、
 まず、 「卓球の本場、中国に留学してきた」というエピソードで箔を付け、
 後になって、「実は留学組は技術を盗んでくる実験台」という独白で格をを落としたわけですね。
 このやり方を使うと、「ものすごく強い敵を主人公側が倒す」というカタルシスを読者に与えつつ、キャラクターがどんどん強くなっていくというインフレーション状態を防ぐ事もできるわけです。

 ただそうなると、眞白君が驚いた、  シングルス@相馬、シングルスAB柳兄弟、シングルスC鰐淵、シングルスD十吾、というオーダーにあんまり意味がなかったことになりますが・・・・・

 川末先輩

 彼のような、「主人公が憧れる先輩」ポジションの人が、こんな泥臭い戦法をとるとは、異色といえば異色。アキラの言葉によれば、先輩は何かふっきれずにいるみたいなので、今後、華麗なプレースタイルに変わるかもしれませんが。
 また、こういう実力を発揮できずにいるキャラクターが、そのままの状態で勝ってしまう、というのも珍しいと思います。  






! inserted by FC2 system