バナー

ロックバンド『オルソン』を紹介するサイトです。

オルソンとは? アルバムレビューメンバーヒストリー
ディスコグラフィー オルソンのお気に入り雑誌記事など(作成中)管理人

オルソンとは?
  a 少年時代は合唱団に在籍、カレッジでオペラを学び、『オペラ座の怪人』の一員としてツアーに参加していた経験も持つジェイソン・ペブワース(vo)を中心に結成されたバンドが「オルソン」です。
aそうしたキャラクターから生み出された楽曲と聞くと、難解なロック・オペラのようなものを想像しがちですが、彼らのデビューアルバム『bright idea』は、実に軽快で、それでいてバリエーションに富んだロック・ナンバーを取り揃えたものです。このようなアルバムが、どうして出来上がったのでしょうか?
a その理由は、やはり、ジェイソンの「演じる人」としての経歴にあるのかもしれません。オペラで様々な配役を演じていたように、現在の彼は、「オルソンのボーカリストとしてのジェイソン」、あるいは 「ロックスターのジェイソン」を「演じている」のではないでしょうか。例えばデビュー曲「ノー・トゥモロウ」からは、ふてぶてしい歌い口、ナルシストっぽいのにどこかユーモラスなファルセット等、とてもデビュー曲とは思えない世慣れた感じが漂っています。日本版のアルバムタイトル「ブライト・アイデア☆ひらメキ!」曲名「ノー・トゥモロウ〜不良(オレ)たちに明日は無い!」などの明らかに狙って格好悪くしたようなネーミングセンスや、「キザでスマート、ちょい不良(ワル)ロック」などのふざけたキャッチコピーも、バンドを含めて関係者全員が、オルソンの本質を「わかっている」からこそできる、確信犯の悪戯みたいに思われるのです。
aこんな風に言うと、「お遊び」のようなバンドみたいに思われるかもしれませんが、アレンジ、ボーカル、曲の美しさ、その他あらゆる意味で『bright idea』は捨て曲なし、まるでベストアルバムのような珠玉の名曲を揃えたアルバムです。  
aそもそもロックとは、「お遊びに命がけで取り組む」ことに意義の一つがあったはず。「ロックを演じることでロックする」とでも言うべき側面を持ったオルソンは、怜悧な外側の視点と、内側の情熱という二面性を併せ持つ、まさに現代ロックの申し子と呼べるのではないでしょうか。
         


アルバム「ブライト・アイデア☆ヒラメキ!」全曲レビュー 
aあくまで主観です。意見が違っても、怒らないで下さいねー。 
a1.ブライト・アイデア
aタイトルチューンであり、アルバムの開始を告げるナンバー。サビ以外の部分、特に歌い出しはフォークロック風で、日本だと井上陽水なんかが歌うと格好よく決まりそうな感じです。
a2.ノー・トゥモロウ
a全英シングルチャート、ダウンロードチャートで一位に輝いた、現在のところ、オルソンの代表曲と言えるナンバーです。荒削りと繊細、静と動のメリハリを怖いほど利かせた、「ロック」というイメージを凝縮したような楽曲。もう少し続けばいいのに!と飢餓感を覚えるほど、そっけなく終わらせる演奏時間のさじ加減も素晴らしいです。
a3.ハッピネス
a歌詞を読む限りあまりハッピネスでもなさそうな内容を、明るい曲調で無理やり盛り上げて歌うようなひねくれ・爽やかナンバー。
a4.オーレディ・オーヴァー
aビートルズ→オアシス→と連綿と続く、「由緒正しいブリティッシュロック」といったイメージの楽曲。米国出身ながら母国では注目されず、イギリスのヒットチャートから人気に火が点いたというオルソンらしいナンバーと言えるのではないでしょうか。
a5.ダウンタウン
a他の曲に比べて演奏がおとなしめで、ボーカルも起伏が少なく、タイトルの通り、下町の午後に控え目にライブコンサートをしているような曲。最後に拍手が入っています。他に気になるのは、「プレイステーション」という歌詞。これってやっぱり、ゲーム機のプレイステーションのことなんでしょうか?
a6.トライン・トウ・ヘルプ
a「ノー・トゥモロウ」が不良を演じた曲だとすれば、こちらは「さわやかギターポップ」を演じているという印象です。「ノー・トゥモロウ」とは対照的に、しつこいほどのサビの繰り返しが疾走感を加速させています。
a7.ソー・アヘッド・オブ・ミー
a前の曲とは対照的に、男の情けなさを美学にしたような一曲。オルソンの作詞はジェイソンが手がけているのですが、彼の実体験をそのまま持ってきたらしい恋愛絡みの歌詞は、かっこいい曲を聴いたあとで和訳を読むと、そのあまりのギャップに驚かされるものが多いです。が、この曲だけは別で、曲と歌詞がぴったりマッチしています。
a8.ラスト・ナイト
a80年代のディスコでかかっていそうな、ゆったりとしたダンス・チューンです。序盤、鳴らされ消えるギターが渋すぎます。
a9.ルック・アラウンド
a伊達にオペラ出身じゃねえぜ!というジェイソンの自負が聞こえてきそうな、「聴かせる」バラードです。ロックというジャンルは他に比べ、歌の巧さには重きを置かないように思わますが、そんな中、ジェイソンの伸びやかな声は強力な武器に違いありません。
a10.セイヴィング・ワールド
a演奏の左右が目まぐるしく変化、幻惑させるような効果を生み出しているポップチューンです。所々で聞こえるのは、もしかしてテルミン(ロシアのテルミン博士が発明した、手を触れずに演奏できる電子楽器)でしょうか?
a11.ザ・オーケイ・ソング
aゴリゴリ低音で攻めてくるギターと、サビの美しいメロディーがミスマッチの妙をかもし出しているナンバー。
a12.アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット(ノー・キャン・ドゥ)(日本版ボーナス・トラック)
aダリル・ホール&ジョン・オーツのカバー。全体はゆっくりですが、一曲の中でめまぐるしく変化する曲調と歌い方が魅力のナンバーです。とくにサビのファルセット(裏声)は極上かと。
a13.ブライト・アイデア(アコースティック・ヴァージョン)(日本版ボーナス・トラック)
a一曲目の別バージョン。単なるリミックスではなく、ボーカルもアコギに合わせた優しい声になっているのが嬉しい所です。最初はフォーク・ロック風と書きましたが、アコギに変わるとまんまフォークロックです。もしかすると、こちらが原型なんでしょうか?ライナーノーツによると、ジェイソンはピアノで作曲しているそうですが・・・ 
              
アルバム未収録曲レビュー 
aアルバム『ブライト・アイデア』に収録されていない2曲を紹介。 
aeverything
a輸入版デビューシングル、『no tomorrow 』のカップリング。刻むようなギターリフから始まり、サビに向けて徐々に気分を高揚させる、落ち着いた盛り上げ方が魅力です。
ajessie
a同じく『no tomorrow 』のカップリング。『トライン・トウ・ヘルプ』と一・二を争うポップチューンで、ジェイソンの「女の子も踊れるロック」という言葉を体現したような楽曲です。


aオルソンのメンバーを紹介。写真は載せられませんが・・ 

aボーカル:ジェイソン・ペブワース

aギター:ジョージ・アスタジオ

aギター:ケヴィン・ロートンゲン   

aベース:ジョニー・ロンリー

aドラムス:クリス・カノ

オルソンとは? アルバムレビューメンバーヒストリー
ディスコグラフィー オルソンのお気に入り雑誌記事など(作成中)管理人

※このサイトはリンクフリー・アンリンクフリーです。


ストレートオアストレンジ http://ststr.web.fc2.com/orson.index.html

inserted by FC2 system